「あいち海上の森」1月の活動報告(愛知県瀬戸市)
1月20日(土) 愛知県瀬戸市 海上の森
SEFでは、特別賛助会員企業のワタミグループと愛知県との3者で、愛知県の県有林「あいち海上(かいしょ)の森」(愛知県瀬戸市)における森林保全協定を2020年4月1日付けで締結しています。
今年の4月には3年の協定延長を締結しました。
今年三回目のイベントでは、SEFの賛助会員であると中部有機リサイクル様、ワタミ様、それぞれ社員がボランティアとして参加していただきました。ベンチ2台の作成とワタミの森について話し合いを行いました。
20日は終日雨のため、急遽予定を変更し、木工室でベンチ作成しました。
ワタミの森の間伐材を、ロープに巻き付け人力で木工室へ運び、室内で作業できるようにしました。
今回はベンチを2台作成するため、丸太を16本使用しました。まずは、すべて皮を剥ぎ、人が腰かけるための材と脚にする材を、規定の長さにするため、ノコギリで切っていきました。ここまでの作業に2時間かかりました。
昼食後、脚組を作るため、三本の木にペグを打ち付け、さらに脚組と腰かける材をつなげるため、窪みを掘る作業を行いました。完成したのは15時でした。予定より30分遅れてしまいましたが、それだけ手作業で物を作ることが大変だということを学びました。また、参加してくれた小学生は、最初は慣れない手つきでノコギリを使っていましたが、終わるころには綺麗なノコギリの切り方を覚えていました。学校では刃物を使うことはほとんどないので、よい体験をしてもらえたと思います。
15時から全員でワタミの森をどんな森にしていきたいのかを話合いました。
まず、参加者へワタミの森の地図を配りました。地図にはこれまで作成したベンチや階段、そいて看板の位置、一般登山者が使う道、植物観察をした場所が記され、それを見ながら今までの活動を振り返りました。そのあとで、この先はどんなことをしたいのか、どんな森にしたいのか意見を出し合いました。
みんなが休める東屋や、テーブルがほしい。子どもが遊べる滑り台などアスレチックを作りたい。野鳥を観察したい。天然記念物であるギフチョウが繁殖できる森にしたいなど、発想豊かな意見がたくさんでました。みんなの意見を参考にワタミの森づくりを進めていきたいと思います。
24年度は、今までより多く間伐していくので、間伐材を応用したくさんの人が滞在できる森づくりを進めていきたいと思います。
最後は、今回のベンチ作成やミーティングはSDGsの何に当てはまるのか、勉強しました。木材を有効に使うことはNo.15 陸の豊かさを守ります。 さらに、木材は二酸化炭素を固定しますので、No13 気候変動に貢献します。また、たくさんの人たちと協力していますので、NO17パートナーシップを体験できました。
次回の活動は、2024年2月17日(土)を予定しています。
- 2024年1月23日
- カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 森林再生事業
- タグ: あいち海上の森, 森林体験