3月30日(木)2022年度ゼロエミッション研究会第6回勉強会を開催

ゼロエミッション研究会

あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム=「ゼロエミッション」
当財団では、ゼロエミッションの実現に向けて、2017年より食品小売業・外食産業の店舗から発生する廃棄物(特に食品循環資源)の発生抑制・資源循環・適正処理の手法を学ぶ場として、「ゼロエミッション研究会」を開催しています。

 

第6回ゼロエミッション研究会

3月30日(木)に今年度6回目となるゼロエミッション研究会を開催しました。45社83名の方にZOOMとのハイブリット勉強会にご参加頂きました。農林水産省 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室 森幸子室長と環境省 環境再生・資源循環局 リサイクル推進室 兼 循環型社会推進室 水谷勉室長にお越しいただき、「食品ロスおよび食品リサイクルについて」のご講演をしていただきました。また、今年のテーマである京都市での食品廃棄ゼロエリア構築が2月で終了したため成果報告と協働した京都市様より、「お結び広場」のご紹介をしていただきした。

 

「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」                                                              
農林水産省 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
森 幸子室長

食品ロスの現状から始まり、食品ロスを巡る法体系、事業系食品ロス削減に向けた取り組みで納品期限や賞味期限の延長について、また、フードバンクや食品リサイクルの課題や取り組みについてご紹介いただきました。そして、バイオマスの活用や昨年施行された緑の食料システム戦略についてのお話をいただきました。ゼロエミッション研究会は、食品関連事業者が多く参加されているため、事例を交えてのお話はとても参考になりました。

 

 

 

「「循環経済に向けた取組と食品リサイクル、食品ロス削減」について」                                                              
環境省 環境再生・資源循環局 リサイクル推進室 兼 循環型社会推進室
水谷 勉室長

循環型社会を形成する環境関連法の法体系のご説明から始まり、2050年カーボンニュートラルに向けた素材や製品ごとの再生利用の方向性についてお話いただいたあと、プラスチックの資源循環についてご説明をいただきました。プラスチックは企業だけでなく、一般家庭も巻き込んでの取り組みであり、容器包装でかかわる分野なので興味深いお話でした。また、食品の資源循環についてのお話をいただきました。

 

その他、京都市 木屋様より、京都市における食品ロスをなくす新たな取り組みである「お結び広場」のご紹介をいただきました。

事務局からは、京都市での食品廃棄ゼロエリア構築の成果についてのご報告を行い、事業目的達成のための4つの取り組みがどのような結果になったのかを共有しました。

 

2023年度 ゼロエミッション研究会                                                  

2023年度のゼロエミッション研究会は、5月を予定しております。
2023年度第1回ゼロエミッション研究会では、食品リサイクルについてのご講演と2023年度の食品リサイクルループについてご説明させていただく予定です。

ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご参加の程お待ちしております。

 

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