「あいち海上の森」5月の活動報告(愛知県瀬戸市)

 

5月28日(土) 愛知県瀬戸市 海上の森

SEFでは、特別賛助会員企業のワタミグループと愛知県との3者で、愛知県の県有林「あいち海上(かいしょ)の森」(愛知県瀬戸市)における森林保全協定を2020年4月1日付けで締結しています。

 

愛知県海上の森で、森林保全活動を行いました。
森と言っても、健康な森と不健康な森があるのをご存知ですか?
不健康な森とは、手入れされていない森で林内が真っ暗だったり、地面に植物がない、など大雨で土砂崩れが起きる危険性がある森のことです。                                          今回は、前回に引き続き、愛知県の海上の森にて【森の健康診断】を使って、健康診断を行いました。健康な森のポイントは、林内が明るく、植物が豊富で地表が落ち葉に覆われていることと言われています。

 

実際に役割分担して測定者と記録係に分かれて実施しました。
あらかじめスタッフが用意した日光の入りにくいエリアを選定し、そのエリア内にある土壌や木々の樹高、直径を測りました。さらに木々や草の種類を観察していきました。
結果は、100㎡の円内の林の混み具合を評価しました。
Sr(Srとは、樹木間隔を樹高の何%にするかを示した数値)が14.65であることがわかり、ワタミの森は「過密」であることが判明しました。また、木々はヒノキやアオキ、コナラなどがありました。
日光を浴び、健康な樹木を育成するには、約1/3の間伐を行わなければならないことがわかりました。海上の森が健やかな森であるためにはどの程度間伐すればよいのか、イメージが分かりやすかったです。

 

後半は、木の伐採デモンストレーションと伐採した樹木の観察を行いました。                  今回は健康診断で測定した樹高22メートルのヒノキを伐採しました。大人3,4名で1本の木を伐採するのに、安全を確認しながら行ったため、20分以上はかかりました。
伐採した年輪を確認すると推定130歳と分かりました。私たちは100年以上の木だと思ってもいなかったので、非常に驚きました。また、この海上の森は100年以上も人間の手を加えられずここまで静かに生きてきたのだと思うと、感慨深いものを感じました。

 

みんなで活動の振り返りと、この活動でできるSDGsは何かを話合いました。この地球の大切な資源をみんなのために残していきたいです。

 

次回の活動は、2022年9月24日(土)を予定しています。

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