1月20日(木)2021年度ゼロエミッション研究会第5回勉強会を開催

ゼロエミッション研究会

あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム=「ゼロエミッション」
当財団では、ゼロエミッションの実現に向けて、2017年より食品小売業・外食産業の店舗から発生する廃棄物(特に食品循環資源)の発生抑制・資源循環・適正処理の手法を学ぶ場として、「ゼロエミッション研究会」を開催しています。

1月20日(木)に今年度5回目となるゼロエミッション研究会を開催しました。コロナ禍の状況を鑑み、オンライン開催での実施でしたが、27社59名の多くの方が参加されました。今回は、環境関連法の専門家である佐藤泉弁護士に資源循環関連法に関する最新の動向を解説して頂きました。

「プラスチック資源循環促進法と食品リサイクル・廃棄物処理に関する最新の動向」                               佐藤泉法律事務所 佐藤泉先生

一般廃棄物と産業廃棄物の区分から、資源循環・廃棄物処理の法体制等の基礎知識から、法改正の傾向や4月から施工されるプラスチック資源循環促進法の詳細について解説頂きました。

昭和46年の法施行時では廃棄物とは客観的に不要物として把握できるものから、昭和52年には総合判断説(自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができないために、事業者にとって不要になったもの)に変更するなど、その時代ごとにより変化していることをご説明頂きました。今の時代はESG経営が事業として求められており、情報開示の適切さが必要となっており、事業者はフロン等も含めた廃棄物施策を適正に管理し、適切な情報開示することが循環型社会やサーキュラーエコノミーの実現を推進すると講義頂きました。

最後に事務局より、ゼロエミッション研究会の振り返りとして、2019年以降の食品リサイクルループの進捗状況と、2022年に実施する京都モデルのご案内を行いました。

参加企業様からの声

ご参加頂いた皆様からの感想を一部ご紹介します。
「復習になったこと新たに学べたことが多々あり非常に自身の知識習得に繋がった。」や
「廃棄物関連の法律について、解釈と運用、判例を体系的に整理ができて、大変良かった。」
など、参加者からは多くの満足度が得られたと回答頂きました。

第6回ゼロエミッション研究会

2021年度のゼロエミッション研究会は、残り1回の開催となりました。次回は、3月17日(木)を予定しています。
興味を持って頂けましたら、ぜひお問い合わせください。来年度からの参加もお待ちしております。

 

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