11月18日(木)2021年度ゼロエミッション研究会第4回勉強会を開催

ゼロエミッション研究会

あらあらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム=「ゼロエミッション」

当財団では、ゼロエミッションの実現に向けて、2017年より食品小売業・外食産業の店舗から発生する廃棄物(特に食品循環資源)の発生抑制・資源循環・適正処理の手法を学ぶ場として、「ゼロエミッション研究会」を開催しています。

 

第4回ゼロエミッション研究会は11月18日(木)に開催し、16社23名と多くの方にご参加頂きました。今回は、新潟県で食品リサイクル事業に取り組んでいる株式会社不二産業(以下、不二産業)様、そしてグループ会社である農事法人 株式会社新潟不二A.B.(以下、新潟不二A.B.)にご協力頂き、食品リサイクル施設と農場を視察しました。

プログラム①:食品リサイクル施設 視察

まず初めに、不二産業様の食品リサイクル施設の視察を行いました。不二産業様では、新潟県のリサイクル企業として、廃棄物の資源的価値を追求しています。小売店やホテルから排出される食品廃棄物を食品循環資源として、たい肥化し、そのたい肥を地域の生産農家に利用して頂きます。その後、収穫した野菜や果物は小売店やホテルに出荷する流れで、循環資源の地産地消を行っています。
今回は食品廃棄物がたい肥となり、農作物に使用されるまでの一連の流れを視察しました。
搬入された食品廃棄物がどのように加工されるのか、一次発酵や第二次発酵の様子を見学しました。発酵の度合いにより、たい肥の色や香りなどが異なっていました。

プログラム②:農場 視察

次に、生産されたたい肥を使用している農新潟不二A.B.様の農場を視察させて頂きました。大根や人参、すいかなどを生産しており、収穫間近の大根畑を拝見させていただきましたが、立派な大根が沢山できていました。

プログラム③:意見交換会

意見交換会では、SEF顧問/土壌・堆肥の専門家である牛久保氏に「たい肥化」についてご講演頂きました。たい肥の定義から発酵のプロセスや機能など、実際の現場を学んだ後の講演だったため、よりたい肥化について理解できる内容でした。
不二産業様の代表取締役である本間様にも意見交換会には参加頂き、有意義な意見交換をすることができました。

ご参加頂いた方より、「食品リサイクルについて知見を高めることが出来た。同時に環境について、更に深く取り組みが必要と個人的にも感じ取ることが出来た。」などの、ご感想を頂きました。

第5回ゼロエミッション研究会

次回は、2022年1月20日15時~17時を予定しております。
ご興味を持って頂けましたら、ぜひお問い合わせ・お申込みください。

 

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