12月19日(木)2024年度森林アカデミー第5回勉強会を開催

森林アカデミー

持続可能な循環型社会をめざし、企業が森林活動を通して果たす生物多様性・脱炭素への貢献を実践的に学ぶための勉強会として「森林アカデミー」を2024年度から新たに発足いたしました。1つの地域で企業が取り組む森林再生と生物多様性の保全を体系的に学び、今後企業に開示が求められるTNFDへの対応や企業の森、自然共生サイト申請を行うことを実現して参ります。

 

第5回森林アカデミー

12月19日(木)に今年度5回目となる森林アカデミーを開催いたしました。会場およびオンラインあわせ、18社19名の方に勉強会へご参加頂きました。今回は「カーボンクレジットの最新動向」をSEFの理事である株式会社ウェイストボックス 代表取締役 鈴木修一郎氏にご講演いただきました。SEF事務局の藤田から、第4回森林アカデミーにて開催した「陸前高田市企業の森視察報告」、さらに「企業の森活動事例と予算作成例」について、ワタミ株式会社の山崎氏と清水氏から紹介いただきました。

 

「カーボンクレジットの最新動向」                 
SEF理事/ 株式会社ウェイストボックス
代表取締役 鈴木 修一郎 氏

20年前ではカーボンクレジットは、作る→買う→使うというシンプルなものでしたが、現在ではクレジットの用途によって様々なクレジット利用方法が生まれています。そこでカーボンクレジット購入者がどのような状況に置かれているのかを視点に解説いただきました。その上で、カーボンクレジットを利用した環境価値とは何なのか、そしてその環境価値をどのように利用していくのか、作る側、売買する側、使う側の相関関係図を紐解き、それぞれに関わる制度や、特徴をご紹介いただきました。最後に参加企業に関わるCDP情報開示の中でカーボンクレジットの使用報告をあげるためのアドバイスをいただきました。

 

 

「企業の森活動事例と予算作成例」                 
ワタミ株式会社
山崎 輝 氏 清水 由紀 氏

これまでどのような経緯で企業の森づくりをはじめたのか、そして社員と地域の人と一緒に人工林の管理や生物多様性保全の森づくりとして、具体的な活動を紹介いただきました。さらに、これから企業の森を始めたいと考えている会員企業へ、環境教育をメインにした森の活動と林業施業のような森林管理をする活動、それぞれの予算例を紹介いただきました。最後に企業の森では、一つの活動をするために様々な計画や準備が必要ですが、一度始めると、とても楽しくやりがいがあるとお話しいただきました。

 

SEF事務局の藤田より、10月16日~17日開催した第3回森林アカデミー 陸前高田企業の森研修の様子を参加企業へ報告いたしました。

 

参加企業からの声

「理解していなかったことが多かったので、非常に勉強になりました。」「購入者が知っておくべき事にどういった要件があるのかを知ることが出来て大変勉強になりました。しかしながら奥が深すぎて理解しきれない部分も多々ございました。」「単純に考えていましたが、なかなか複雑で、SDGsを含めて考えていかなければならないなど、差別化を図るためにもっといろいろと考えていこうと気づかされました。」カーボンクレジットに関しては専門用語が多く難しい内容でしたが、とても勉強になったと参加者からは大変勉強になったとの感想をいただきました。

 

2024年度 森林アカデミー                                                   

次回の森林アカデミーは、2025年2月を予定しております。

ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

来年度からのご参加もお待ちしております。

募集中のイベント・ボランティア

イベント・ボランティア報告

このページの上部へ