「日向の森」11月の活動報告①(千葉県山武市)
実施日 | 2024年11月9日(土) |
活動場所 | 日向の森(千葉県山武市) |
参加人数 | 12名(スタッフ含) |
主な活動内容 | CO2吸収量の算出方法検証 |
- 11月9日(土) 日向の森定例会
国としても森が持つ多面的機能に着目しており、CO2吸収や水源涵養、生物多様性等の効果を期待しています。
そこで、日向の森の機能を数字で確認したいと思いました。今回は、林野庁が公開している、森林1ha当たりの年間CO2吸収量の計算式と係数を利用し、森のCO2吸収量を算出できるのか検証してみました。
なお、午後は丸太の搬出を行いました。
今回、実験した場所は、2015年植樹したサンブスギ林です。
CO2吸収量は、1年間の蓄積材積の変化量をCO2換算したものとして算出します。
胸高直径、距離と角度を測定し、三角関数を使って樹高を算出しました。
①サイト
樹齢:2齢級(9年)
樹種:サンブスギ
地位1等
整備面積:約0.3~0.2ha
本数:243本
平均直径:14cm
平均樹高:9.8m
利用した算出式は下記の通りです。
森林1ha当たりの年間吸収量(t-CO2/年・ha)=
年間幹成長量(㎥/年・ha)×拡大係数×(1+地下部比率)×容積密度(t/㎥)×
炭素含有率×CO2換算係数 (林野庁より)
係数等は、千葉県で公開している係数を利用し算出すると0.3t-CO2/年・haでした。
また、林野庁の自動計算表を利用すると0.2t-CO2/年・haでした。
反省としては、手作り角度測定器をつかったこと、森林面積が1haではないこと、参考にした拡大係数が
10齢級以下のものがなかったことから、算出した数字は正しくないです。
しかし、測定の仕方や算出方法が理解できたので、さらに精度をあげてデータを記録していきたいと思います。
次回の活動
次回は、11月23日(土)を予定しています!
体を動かしたい、自然が好き、ボランティアをやってみたい等、どんな理由でも結構です♪ボランティア初心者の方はもちろん、大学時代、森林に関する学科で勉強していた方や様々なボランティアに参加されている方もおり、興味深い話を聞くことができるかもしれません(^^♪
開催日ごとに作業内容は様々。自分のペースで作業を進めることができます!
ご興味を持って頂けましたら、是非ご参加ください!!
※千葉県八街駅からの送迎は、定員が6名~8名です。開催日によっては、早々に定員に達してしまうこともありますので、お早めにお申し込みください。
※新型コロナウイルス感染症対策に万全を期したうえで、活動を行っています。
感染状況により、変更、延期、中止する場合がございます。
- 2024年11月13日
- カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 森林再生事業
- タグ: 千葉, 森林ボランティア