7月15日(木)2021年度ゼロエミッション研究会第2回勉強会を開催

ゼロエミッション研究会

あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム=「ゼロエミッション」
当財団では、ゼロエミッションの実現に向けて、2017年より食品小売業・外食産業の店舗から発生する廃棄物(特に食品循環資源)の発生抑制・資源循環・適正処理の手法を学ぶ場として、「ゼロエミッション研究会」を開催しています。

第2回ゼロエミッション研究会は7月15日(木)に開催し、26社42名と多くの方にご参加頂きました。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言発令期間中であることを受けまして、今回はオンライン形式での開催となりました。

◎講演テーマ:「~持続可能な農業と循環型社会の構築に向けて~食品リサイクル事業の取組」


今回は、「~持続可能な農業と循環型社会の構築に向けて~食品リサイクル事業の取組」というテーマで、株式会社不二産業(以下、不二産業)の渡邉聡氏にご講演頂きました。
不二産業様では、新潟県新潟市のリサイクル企業として、廃棄物の資源的価値を追求しています。小売店やホテルなどの食品循環資源をたい肥化し、そのたい肥を地域の生産農家に利用して頂きます。その後、収穫した野菜や果物は小売店やホテルに出荷する流れで、循環資源の地産地消を行っています。
今回はそのようなノウハウを持つ不二産業様から、食品リサイクル事業処理工程、施設紹介、食品リサイクル循環ループについてなどの情報をご提供頂きました。

その後、SEF理事である百瀬則子氏にご進行頂き、積極的な意見交換や質疑応答の場としました。
堆肥の専門家である東京農業大学の名誉教授の牛久保明邦氏に堆肥を使用した農業のメリットや必要性、堆肥の一般的な使用法、堆肥と食物の関係性など、オンラインで参加している方にも参加できるようにクイズ形式でお話しいただきました。
また、SEF理事 兼(株)ガイヤドリーム代表取締役である志岐秀明氏には、新潟県の食品リサイクルについて情報を提供して頂きました。

◎参加企業様からの声

今回参加頂いた参加者からは、「大変勉強になった。」「細かい部分まで掘り下げたお話をされていて、理解が深まった。」など満足したという感想を多く頂戴致しました。
また、「胸を張れる取り組みだと再確認でき、今回の研究会を通じて自身も成果を出したい。」といった意欲的な声も頂きました。

◎第3回ゼロエミッション研究会

第3回ゼロエミッション研究会は、9月16日を予定しています。第1回・第2回ご参加されていない企業様でも大歓迎です。ぜひ、お問い合わせください。

 

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