「山武の森」10月の活動報告(千葉県山武市)

 

 実施日 2019年10月20日(土)
 活動場所 日向の森(千葉県山武市)
 参加人数 7名
 主な活動内容 ・危険木伐倒方法講習(5本)

9月、10月と立て続けに襲った台風により、日向の森でもたくさんの倒木が発生しました。

強風にあおられて幹の中ほどから折れている木や、掛かり木になってしまっているものも多く、危険を伴う作業が予測されたことから、10月の定例活動では山武市に本拠を置く一般社団法人CureForestから講師を2名招き、掛かり木や風倒木の処理方法を学びながら、危険木の伐倒作業を行いました。

まずは、人の背丈ほどの部分の溝腐れから折れてしまった風倒木を処理。中間部分が左右の立木にはさまれており横には倒せないため、折れた方向と逆にテンションを掛けて、受け口と追い口を作ったあとチルホールで引き倒しました。

続いて、地上から約5メートルの高さで中折れした風倒木。横方向への伐倒を試みましたが、こちらも立木に阻まれ、ポータブルウインチを使って引き倒しました。その後、指導を受けながら地上3メートル程度で折れた風倒木をSEFスタッフが処理。安全に引き倒すことができました。

今回の指導を受けて、「危険な時間帯をいかに少なくするかを考えること」「作業の負荷に耐えられる道具を揃え、メンテナンスを怠らないこと」「複数名で、声を掛け合いながら最大限の注意・確認を払いつつ作業をすること」の重要性を再認識しました。

日向の森をはじめ、私たちが保全活動を行なう山武の森にはまだ多くの危険木があります。安全第一で復旧作業を進めていきます。

※この企画は公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」の支援を受けています。

 

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