「日向の森」7月の活動報告①（千葉県山武市）

7月8日（土）　日向の森定例会

初参加1名、リピーター8名に参加いただきました。

令和5年度も、緑の募金補助事業を利用して、「日向の森」の生態系の基盤となる植物相及びその森に住む動物相の現状を調査し、今後の環境変化の把握と最適な管理活動の指針を探すための基礎資料作成のため、専門家に調査を依頼しています。

そのため、今回は、溜池周辺の動植物の調査に午前中は同行しました。特に、植生調査は調査項目が膨大なため、動物調査に同行しました。哺乳類の動物調査は実際に遭遇することは稀なため、糞や足跡、食べ残しなど痕跡からどんな生物なのかを推理します。溜池周辺ではタヌキの糞を発見しました。また、活動期のためシュレーゲルアオガエル、ニホンアマカエルによく遭遇しました。道にはポコポコした土山が何度も見つかりましたが、これはアズマモグラが穴から土を出したものだとのことでした。夏期は様々な動物が活発になっているようです。

同行した中では外来種の痕跡は発見されませんでした。ただ、溜池周辺には葦が大量に生息しており、そのままにしておくと植物が水分を吸収し湿地帯が通常の土壌に移行してしまう恐れがあるそうです。そうなると湿地を好む生物の居場所がなくなってしまうのでその予防のため、次回7月22日(土)では葦を草刈する予定です。

午後は一番最初に植樹したスギ林の下草刈りを行いました。丁度20年に植樹してくれた,ボランティアの親子が今回も、草刈をしてもらいました。二人とも自分たちが植樹した木を再び手入れすることになって、とても感慨深いと話していました。

次回の活動

次回は、7月22日（土）を予定しています！
体を動かしたい、自然が好き、ボランティアをやってみたい等、どんな理由でも結構です♪ボランティア初心者の方はもちろん、大学時代、森林に関する学科で勉強していた方や様々なボランティアに参加されている方もおり、興味深い話を聞くことができるかもしれません(^^♪
開催日ごとに作業内容は様々。自分のペースで作業を進めることができます！
ご興味を持って頂けましたら、是非ご参加ください！！

※千葉県八街駅からの送迎は、定員が６名～８名です。開催日によっては、早々に定員に達してしまうこともありますので、お早めにお申し込みください。

※新型コロナウイルス感染症対策に万全を期したうえで、活動を行っています。
感染状況により、変更、延期、中止する場合がございます。

• 2023年7月11日
• カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 森林再生事業
• タグ: 千葉, 森林ボランティア