「東御の森」10月の活動報告(長野県東御市)
「東御の森」近況報告
台風19号が千曲川流域に大きな被害をもたらしました。「東御の森」の中央を流れる所沢川は、千曲川上流のひとつです。湯の丸高原に大量の降雨があったため水量も水勢も増し、河畔があちこちで削りとられ、流されてきた石や土砂が堆積、多数の倒木も発生。当分の間近寄るのは危険な状況です。
幸いにも森全体は土砂崩れもなく、河畔から少し離れると今までと何の変わりもありません。台風上陸の1週間後に様子を確認しに行きました。森の土壌が水をたっぷり含んでいることが、靴底を通しても感じられました。あちらこちらに、少しづつ水が滲みでていました。降った雨水が一気に里へと流れ出ないように、森が精一杯頑張ってくれたことが実感できました。
東御市では千曲川に架かる橋が崩落し、しなの鉄道が長期に運休するなど、日常生活への影響が続いています。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
※巡回時の様子は随時、公式Facebookページで報告しています。
森林環境イベントを開催しました
第10回森林環境イベント ~「東御の森」で、森の自然を感じよう~
【日 程】 2019年10月20日(日) 10:00~12:00
【会 場】 長野県東御市 東御市中央公民館
【主 催】 (公財)Save Earth Foundation
【協 力】 東御市、(公財)身体教育医学研究所
【参 加】 8名+スタッフ4名
「東御の森」での開催を予定していましたが、台風19号の影響で森内の所沢川が増水しているため、急遽会場を東御市中央公民館に変更しました。
今回は、森の自然環境調査を実施するときに記録用に撮影した写真を皆で見ました。最初に四季の風景を紹介したスライドショー、そして森に訪問する野鳥たちのスライド。子ども達も一緒に名前をあてていきます。「こんなにたくさんの鳥がいる森なんですね」との感想もありました。続いて調査員が持参した参考図書の紹介。あまり目にすることのない専門的な図鑑などに皆興味津々。続いて森で採取した木の実を観察しました。
最後に東御市農林課職員から、台風19号による被害の状況や対応などの話がありました。
※このイベントは(公社)国土緑化推進機構「水と緑の森林ファンド」の助成事業です。
- 2019年11月14日
- カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 森林再生事業
- タグ: 東御, 森林体験