「山武の森」９月の活動報告（千葉県山武市）

9月8日から9日未明にかけて関東地方に上陸した台風15号は、南関東を中心に大きな被害をもたらし、特に千葉県においては記録的な暴風などにより、各地に深い爪痕を残しました。このたびの台風により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

私たちが森林の再生保全活動に取組む山武市も、一時は市内総戸数の約６割が電気を断たれるなど、甚大な被害を受けました。市内の森林では、いたる所で「非赤枯性溝腐病」にかかったサンブスギが、幹の中ほどから折れてしてしまっている状況が多くみられ、改めて森林の機能回復のための再生保全活動の緊急性・重要性を目の当たりにすることとなりました。

この台風の影響により、9月23日に日向の森で予定していた森林体験イベントは中止とし、14日および23日に熟練ボランティアスタッフの協力を得て、日向の森を中心に、作業道および散策路への倒木の除去作業を行いました。また、2017年から毎年植樹を行ってきたスギの苗木も多くが風に倒れてしまったため、その復旧作業も実施しました。

9月23日のイベントを楽しみにして頂いていた皆様には、誠に申し訳ございませんでした。次回2020年3月20日、春分の日の「春の森を楽しもう！親子で森林体験」では、皆様に日向の森でのひとときを楽しんでいただけるよう、安全管理を最優先にしつつ、被害の復旧と保全活動に取組んでまいります。

※この企画は公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」の支援を受けています。

• 2019年10月1日
• カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 森林再生事業
• タグ: 千葉, 森林ボランティア