4月24日(木)2025年度森林アカデミー第1回勉強会を開催

森林アカデミー

持続可能な循環型社会をめざし、企業が森林活動を通して果たす生物多様性・脱炭素への貢献を実践的に学ぶための勉強会として「森林アカデミー」を2024年度より開催しています。

1つの地域で企業が取り組む森林再生と生物多様性の保全を体系的に学び、今後企業に開示が求められるTNFDへの対応や企業の森、自然共生サイト申請を行うことを実現して参ります。

 

第1回森林アカデミー

4月24日(木)に今年度1回目となる森林アカデミーを開催しました。25社45名の方にZOOMとのハイブリット勉強会にご参加頂きました。第1回は弊財団の顧問であり株式会社モリアゲの代表取締役である長野麻子氏に「企業がなぜ今、森に関わるのか」についてご講演いただき、弊財団の理事であり株式会社森のエネルギー研究所の代表取締役である大場龍夫氏に「森林バイオマス ―地域資源を活用する地域活性化―」についてご講演いただきました。

 

「企業がなぜ今、森に関わるのか」                                                               
SEF顧問/株式会社モリアゲ
長野麻子氏

日本の森や木の可能性について、世界の森林減少、日本の森の歴史や森の持続的なサイクルと大切な役割、Jクレジット制度や非住宅のウッドチェンジなどを、事例を交えてご紹介いただきました。

 

「森林バイオマス ―地域資源を活用する地域活性化―」                                                              
SEF理事/株式会社森のエネルギー研究所
大場龍夫氏

日本の森林に何が起こったのかとして、資源封鎖・資産封鎖・経済封鎖による日本への圧迫や2度の原爆による都市消失、木材爆発的需要増⇒過剰伐採⇒大量植林⇒大量育成について、どんなチャレンジをしたらいいかとして、ギネス世界記録に登録された「大屋根リング」、林野庁補助事業の小規模な木質バイオマスエネルギーの導入による地域の人々が主体 の 地域活性化 を目指す仕組みづくりの地域内エコシステム、0から1を生み出す挑戦として、木材一つとっても多様な付加価値をつくれる、目先に囚われず根っ子から観る、多様な違いが新たな価値0→1 を生産する、どこからどのように観るのか?=本質から観る!=未来から観る!などを事例を交えてご紹介いただきました。

 

参加企業からの声

「ストレスの高い社員は発生してしまう事があるので、ウェルビーイング経営・健康経営に資するストレス社員の森林活動参加には興味が持てました。」「産業革命にまでさかのぼっての木材の使われ方や状況など大変勉強になり、改めて自然と共に共生していく必要性を感じました。」と参加者からは大変勉強になったとの感想をいただきました。

 

その後事務局より、次回の森林アカデミーでは、陸前高田の森での企業の森活動、日向の森実地研修のご案内を行いました。

2025年度 森林アカデミー                                                   

次回は2025年6月を予定しております。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご参加の程お待ちしております。

 

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