6月20日(火)ゼロエミッション研究会 第1回勉強会を開催
SEFでは、排出事業者の立場から廃棄物・資源循環の課題に“本気”で向き合い、解決への道筋を導き出す場として、「ゼロエミッション研究会(第1期)」を開講しました。
第1回は廃棄物関連法令に精通されている弁護士の佐藤泉氏を講師に迎え、食品関連事業者の総務・環境部門担当者の方々にお集まり頂きました。
前半の講演では、佐藤泉先生より、「排出事業者主体の廃棄物管理の実現に向けて~廃棄物関連法令の最新状況と今後の方向性~」というテーマで、
- 最近の廃棄物処理法違反事例~ダイコー事例
- この事例から得られた教訓と、行政の対応
- 廃棄物処理法の改正に向け寄せられた、自治体・各種団体からの要望
- 廃掃法取りまとめの論点と、改正法のポイント
といった内容を整理して頂いたうえで、排出事業者が廃棄物管理を主体的に行う上で、廃棄物処理業者の選定と契約後のコミュニケーションが重要であるとの見解をまとめていただきました。
後半のワークショップでは、6月からSave Earth Foundation理事に就任した株式会社ガイアドリーム代表取締役の志岐秀明理事がファシリテーターを担当し、佐藤泉先生にも引き続きご参加頂きながら、会を進行しました。
今回はワークショップの初回導入として、「目指すべき廃棄物管理とは」と題し、
- 行政(国・自治体)が抱える課題
- 市民(家庭系一般廃棄物)が抱える課題
- 事業者(事業系一般廃棄物・産業廃棄物)が抱える課題
- 廃棄物処理業者が抱える課題
について、それぞれ参加者や佐藤泉先生との意見交換を行いながら課題の整理を進め、排出事業者としてこれまで以上に廃棄物管理・資源循環について主体的に取組み、課題解決に向けて行動を起こしていくことの重要性の認識を深め合いました。
この研究会は来年3月まで毎月1回開催します。各回とも廃棄物・資源循環に関する専門家を講師に招き、最新の情報やノウハウを学ぶことができるほか、ワークショップを通じて排出事業者としてこれからの廃棄物管理・資源循環にどう主体的に取り組んでいくかを共に考える機会を提供してまいります。
第2回は7月20日(木)を予定しております。ぜひこちらから次回以降のご案内もご確認ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- 2017年6月23日
- カテゴリー: イベント・ボランティア報告, 事業活動報告, 資源循環事業
- タグ: セミナー