第6回食リサロン ( 第5回四谷カフェ ) -暮れの忙しい時にも拘わらず25名が参加 !!

表記食リサロンが12月12日(水)14時から、恒例となった主婦連合会会議室(収容人数50名)で開催されました。

 

8月に開催された第4回食リサロンでの結論のひとつが、『消費者にエコフィード養豚の豚肉をもっと買って貰わないとエコフィード養豚は発展しない。』というものでした。そこで、消費者にもっと買ってもらうにはエコフィード利用型豚肉に限らず、その“よさ”を判って貰う必要があり、“よさ”のひとつが“おいしさ”であることから、おいしさが消費者の購買とどう関係するかを勉強することを今回の講座の目的に設定し、その道の大家、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の畜産草地研究所主任研究員の佐々木啓介さんに今回の講師をお願いしたわけです。

 

おいしさを判断するのには“食べる前の判断”と“食べたときの判断”の2つがあること、“食べる前の判断”には、新鮮さ/肉の色(ドリップ)/霜降りの度合いなど“見えるもの(品質)”とかおり/味/柔らかさなど食べないと分らない“見えないもの(品質)”があること、“見えないもの(品質)”は情報という形で表わして消費者に伝えることが必要となるが、そこではストーリーと価格の2つがキーワードとなることが説明されました。

 

エコフィード利用型養豚はかっての残飯養豚の悪いイメージを引き摺りがちだが、雑多な食品残渣を使用しながらも精密な飼料設計によるバランスのとれた給餌で発育を損ねることなく豚を育てる優れた技術であるとの説明がありましたが、1,500人を対象にしたアンケート調査では、エコフィード豚肉に対するイメージは特に持たれていない(まだ、消費者の認識がない)こと、食べた時の味/かおり/食感を見る別の官能調査ではエコフィード豚肉が必ずしも消費者の支持を得られているものではないことが報告されました。

 

今後、エコフィード豚肉を普及させて行くには、その豚肉の“よさ”を分らせる必要があります。いろいろな“よさ”を表現(表示)する際には、“みえる化”と“わかる化”を念頭に置いて各種の“よさ”を消費者に訴えて行く必要があること、そこでは正確さと理解のし易さ(誰でもが分る共通の判断基準の提示など)が要求されるとの説明がありました。しかし現実的には、多くの消費者が養豚や豚肉に関する知識を持っていない(殆ど持ち合わせていない)ことに鑑み、先ずは養豚一般に関する知識や情報を普及させていくこと、いろんな部位を活用する食習慣の啓発により一頭買いを消費者間に普及させていくことなど、直截的にはエコフィードにつながらないことの積み上げでも、結果としてエコフィード利用型豚肉の普及が図られるのではないかとの提言がありました。

 

サロンの中休みには、あずみ野産の豚しゃぶと甘酒、和郷園産のキウイとミニトマトの試食会が行われました。

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