2/6(金) 食品リサイクル・森林視察エコツアーを開催しました

去る2月6日(金)、当財団では「食品リサイクル・森林視察エコツアー」を開催いたしました。

前日5日の降雪予報も、幸い予定コースに積雪はなく、賛助会員様、食品関連事業者様、報道ご関係者様などのご参加を頂き、朝8時にバスは日暮里駅を出発しました。

午前中は、外食企業「ワタミフードサービス(株)」が取組む自己処理モデルの視察として、2つの施設を見学しました。まずは「足立リサイクルロジスティックセンター(RLC)」へ。

ここには、同社運営の外食店舗から排出される資源物(食品残さ、廃プラ、缶・ペットボトル、段ボール、発泡スチロール)が自社便で収集され、搬入されます。RLCではこれらの資源物を分別・仕分けし、食品残さについてはこの後見学する山武土づくりセンターへ、その他の資源物は有価売却またはリサイクルへ回しています。

RLCのスタッフの方からはスキームや作業工程の他、この取組みの効果として、リサイクル促進による処分場の負担軽減と物流の効率化による排出CO2の削減が挙げられ、環境負荷低減と経済性の両立を目指し、改善を続けていきたいとの説明がありました。

 

 

 

続いてバスは千葉県山武市の「さんむ土づくりセンター」に到着。ここでは、RLCから搬送される日量約1.6㌧の食品残さの、堆肥化のための一次加工が行われています。ここで一次加工された堆肥原料は、ワタミグループの農業生産法人(有)ワタミファームに販売され熟成されたのち、堆肥として農場で使用されます。

 

 

道中、堆肥について簡単な講義とビデオ視聴を済ませて頂いた参加者の皆様には、その中で説明された「未熟堆肥」と「完熟堆肥」の違いを実際に肌で感じて頂き、堆肥についての見識を深めて頂きました。

 

 

 

 

昼食を済ませた後は、NPO法人Return to Forest Life(RFL)が管理する「板川の森」に向かいました。

この「板川の森」は、「さんむ土づくりセンター」と同じく、千葉県山武市にあります。山武市は江戸時代から木材の一大産地として栄えましたが、近年の木材価格の下落、森林所有者の高齢化、労働力不足による林業の衰退、加えて「溝腐(みぞぐされ)病」蔓延により、市内の森林の多くが管理されずに荒廃が進み、再生が急務となっています。

RFLでは「美しい地球を子どもたちに残すため、一つでも多くの森を再生させることに貢献する」ために、荒廃した人工林に人の手を入れ、健全な森林へと再生させる取組みをおこなっています。

今回の森林再生活動体験では、森林内の作業道を散策しながら、幹の中心に溝ができた病気の木や、植樹した広葉樹が生育している様子を見学頂いた後、のこぎりで幹を切り、ロープを引きながら木を倒す間伐作業を体験して頂きました。

ご参加者は倒れる木の迫力に驚きながらも「樹齢は何年位か」「植樹した木は何年位でここまで成長するのか」「木材の活用はどうしているのか」など、活発な質問が寄せられました。

 

盛りだくさんの一日のツアーを通して、ご参加の皆様からは「資源循環と森林再生の両方を体験でき刺激的だった」とのご意見を頂くことができました。(文中の法人名・団体名は2015年2月時点のものです)

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