第12回食品リサイクルサロン(四谷カフェVol.10 )を開催!

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去る12月19日(木)、今年度4回目、通算12回目となる食品リサイクルサロン“四谷カフェ”を、JR四ツ谷駅そばの主婦会館プラザエフ3階主婦連合会会議室にて開催しました。今回は、「食品リサイクルにおける小売業のバイヤーの関わり方を考える ~推進力として期待される役割とは~」というタイトルの下、年末のご多忙な時期かつ冷たい雨が降りしきる中にもかかわらず、22名の方にご参加頂きました。

 

講師今回の講師として、ショッピングモールや総合スーパー「アピタ」「ピアゴ」、コンビニエンスストア「サークルKサンクス」などを多角的に経営され、小売業としては業界第3位、食品のみでの売上高で1兆円を誇り、また環境への取り組みにおいては食品小売業唯一の“エコファースト企業”として積極的に食品リサイクルを推進しておられるユニーグループにおいて、和日配担当チーフバイヤーとしてご活躍されている江間 俊明氏をお招きしました。

「日配品」とは流通業界で使われる言葉で、主にメーカーによって生産され、冷蔵または冷凍を要し、あまり日持ちのしない食品の総称で、その中で江間氏は納豆、練り製品、鶏卵、冷凍食品などの「和日配品」の購買を担当されています。

 

ユニー前半の講義では、ユニーグループの概要と環境への取り組みについて「環境レポート2013」のパンフレットにより説明頂いた後、講師ご自身が販売実現に関わられた、食品リサイクルループで生産されている鶏卵「ほのぼのたまご」について、そのループがどのように成り立っているのかをスライドを用いて詳しく解説したうえで、バイヤー視点としては、まず一般消費者から選んでもらえるだけの品質を確保できているか、また消費者に選んでもらえる価格設定にするための飼料化費用や生産能力の向上、さらには食物残さの飼料化による鶏卵であることをどのように「見える化」して一般消費者に対しイメージアップを図りながら販売していけるかという、「品質・コスト・価値」という3点が最も大きな課題であると締めくくられました。

 

ディスカッション後半は当財団の高橋理事のコーディネートにより参加者を交えたディスカッション形式にて進行し、講師から参加者へ食品リサイクルループ産品に対する消費者のイメージを逆質問するなど、講師・参加者ともに有意義な時間となりました。参加者からは、今回参加しているメンバーは食品リサイクルに対する興味や理解も深いため、エコフィード産品であることへの抵抗よりも進んで選ぼうという意識があるが、一般消費者にはまだまだ浸透しておらず、スーパーの売り場などで試食を提供しながらアピールしていくことや、どのようにしたら伝わるかを考えて情報提供の仕方を工夫することで、一般消費者にも学ぶ機会を提供できれば良いのではないかという意見があがりました。また、ただ環境に良いというだけでは消費者には選ばれにくく、消費者にとっても何らかの付加価値があることも重要であるという意見もあり、リサイクルループを構築、運営していく中で、どうしたら消費者の手元までその製品が届くかまで、きちんと考えていくことが大切だという結論を共有しました。

 

豆乳鍋の試食カフェの休憩時恒例の試食会では、財団だより9号で紹介した埼玉県小川町で生産された有機野菜と、神奈川県伊勢原市のエコフィード使用「ハーブポーク」を有機豆乳で煮込んだ豆乳鍋が提供され、有機ならではの味わいと豚肉の柔らかさが大変好評でした。

 

 

 

次回は翌年3月13日に本年度2回目のエコツアーを企画しており、また3月25日には今年度の集大成として「食品リサイクルサロン フォーラム2014」を開催予定です。詳細は近日中に、当HP、また主婦連合会HPにてご案内致しますので、どうぞご期待ください。

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